クリスマス、みなさまはいかがお過ごしでしたでしょうか?
母は、12月に入ってからというもの、
まず「サンタとは」を きょうたんに教えることから始めました。
というのも、きょうたんはサンタがもたらしてくれる恩恵、というものに対する理解がどうもあやしくて、イマイチ反応が薄かったのです。
世間にチョコレートという食べ物があるのは知っているけれど
それがどんなに甘いのか知らない→だからその名前を聞いても無関心
・・・というのと、ちょうど似た感じです。
いや別に、関心がないなら教え込まなくてもいいようなものなんですが。
母は、あの決めゼリフをどうしても使いたかったのです。
そう、12月限定の、しかも幼児期にしか効かない、
幼児のいる家庭なら この時期どの家庭にでも聞こえるあのセリフ。
そうあれですよ。
あの。
「いい子にしてないと、
サンタさん来てくれないよ!」
というのも、きょうたん、最近 マイペースぶりにさらに拍車がかかって
母をキリキリさせること しょっちゅうなのです。
母にそれを許容するだけの精神的なゆとりが足りない、というのも
おおいにありますが。
どこかよその優しく賢いママなら、なにもそんな意地悪なことを言わなくてももっとうまくやったりするんでしょうが。
しかし母は、もうそういうセリフに頼りたい状態でした。
さてさて、クリスマスが近づいてくるにつれ、
テレビでもさかんにサンタさんのことが取り上げられるようになって
じわじわと「サンタが来ない」という脅し文句が効力をもつようになり
イブ当日に至っては、劇薬のような効能を発揮するまでに。
(すまないね、こんな母親で)
あまりにもよく効くので母にとっては麻薬に近い感じのこのセリフ、
使うのは日に2〜3回までにとどめましたが
それでも きょうたんは、本当にサンタが来てくれるのかどうか、
ちょっと心許なかったのでしょう。
翌朝、枕元に置かれたプレゼントの箱に気付くと
(ちなみにこのプレゼント、きょうたんより早起きだった いっくんに先にみつかってしまい、かなり攻撃を受けていました・笑)
ものすごーーーーく神妙な面持ちで 両手に箱を押し頂くようにしながら
キッチンにいる母のもとに持ってきて
「きょうこちゃんのところに、サンタさん来てくれたみたい・・・」
呆然としたような口調でそう言いました。
来てくれないんじゃないかと本気で不安に思っていた様子が
やっぱり子供、きゃ〜わいいっ!
ちなみにサンタのプレゼントは、コブタの積み木でした。
来春から通うことになった幼稚園に、最初に見学に行った際
きょうたんが この積み木をずいぶん気に入って遊んでまして
大人(母)も一緒になってついつい熱中してしまう面白さがあり
さらにインテリア性もあるというので
だいぶ予算オーバーでしたがこれに決定。
きょうたんも「すごくうれしかった」とコメントしてくれ
ことあるごとに「きょうこちゃんね、サンタさんに豚さんの積み木をもらったんだ〜」と自慢。
そですかそですか、喜んでくれましたか、よかったよかった(^^)
ところで。
ちゃんとお片付けしなかったら
サンタさんにプレゼントを
返しちゃうよ!!
これがなあ、効くんだよ またキョーレツに・・・。
(かえすがえすも、すまないね こんな母親で)